里海づくり協会設置の背景と目的
熊本県には、生産力が豊かな干潟を有する有明海、内湾性と外洋性の八代海、概要に面した天草灘あり、海の持つ豊かな生産力を利用して魚介類を積極的に育て、資源を増やしながら合理的に漁獲する「栽培漁業」を進めることに適しています。
この恵まれた海を持つ本県では、昭和40年に天草郡(現在上天草市)大矢野町に県営の「水産種苗センター」が水産試験場の機関として設置され、既設の水試牛深分場と共に本格的な種苗生産技術開発に着手し、マダイ、ヒラメ、クルマエビ、アワビ等の種苗量産技術が開発されてきました。
その後、行政、漁業団体が一体となって栽培漁業を推進するため、昭和59年7月に県と39の沿岸市町、72の漁業団体により「財団法人熊本県栽培漁業協会」が設置され、平生23年月1日に「公益財団法人くまもと里海づくり協会」と名称を変更しました。
当協会は生物多様性に配慮した水産動植物を種苗生産・育成して配付すると共に、その放流効果を検証して、県民に広く啓発・普及することによって県民への水産物の安定供給と海洋環境の保全を図っています。また、新しい魚種や技術を開発にも取り組み、漁協等が行う放流の指導、教育機関等が主催する児童を対象とした体験放流等に対応し「里海づくり事業」の啓発普及を行っています。



